忘却のサチコ。高畑充希が美味しそうにご飯を食べている様子をただただ楽しむ深夜の飯テロドラマ
きょうはいよいよM-1グランプリの決勝。
私は出かけなければいけないので、
夕方18時を過ぎたらスマホはドライブモードに切り替えます。
深夜の飯テロドラマ
『忘却のサチコ』
知っていますでしょうか。
テレビ東京系で毎週金曜日の深夜に放送されているドラマです。
主演は高畑充希さん。
朝ドラ『とと姉ちゃん』で主演をしていた女優さんです。
出版社で編集者として務めるサチコ(高畑充希)。彼女は結婚式の当日、
新郎の俊吾さん(早乙女太一)に何も言われずに逃げられてしまいます。
それから数ヶ月、すっかり元の生活に戻ったかと思われたサチコ。
しかし頭の中は俊吾さんのことでいっぱい。
そんな中、自分への仕事のご褒美で近江牛のお店に入るサチコ。
そこで食べたすき焼きの美味しさに圧倒され、
美味しいものを食べている時だけは全てを忘れられることに気づく。
サチコはそれから、ことあるごとにそれを忘れるために
美味しいものを食べるようになる‥。
女の子が美味しそうにご飯を食べるさま
このドラマが一番力を込めているであろうシーンが、
サチコがご飯を美味しそうに食べているさま。
正味30分のドラマの中で、
毎回5-10分はそのシーンに使われているのではないでしょうか。
高畑充希がご飯をそれはそれは幸せそうに頬張る姿、たまりません。
全力坂を走りきった後の女の子がハァハァいう姿を見るのと似た感覚でしょうか。
私は以前、ディレクターに言われたことがあります。
『美味しいもの食べてる時、変な顔するよね』
それは私が本当に美味しいものを食べている顔なのです。
美味しいものを食べている時の私の表情からは幸せがにじみ出ている。
それがディレクターには変な顔に見えたのでしょう。
高畑充希のその姿、ご飯を描写した彼女のナレーション。
深夜に見るものではないですね。まさに飯テロです。
それから、高畑充希が劇中で訪れたお店は全て実在するお店。
ホームページを見ればどの店を訪れたのか紹介されています。
ご飯を食べるシーンにかなりの力を入れているのはそうなのですが、
だからといってストーリーをおろそかにしているわけではありません。
結婚式から逃げ出した俊吾さんの真意はなんだったのか。
サチコや編集部の同僚たち、小説家の先生たちなど
個性的なキャラクターをもった人物が登場します。
かといって『下町ロケット』や『スーツ』のように
一つ一つのセリフを全て聞き逃さないように集中して見るドラマよりは、
いくらか気楽に見ることができるのもポイントだと思います。
『忘却のサチコ』
美味しいものを食べている時、幸せな気持ちになれる方にはオススメです。